美しく生きる


先日9月7日まで、名古屋市にある、JR名古屋タカシマヤにて開催されていた
中原淳一展』に、行って参りました。


私は、この催し物の広告を、見るまで、中原淳一さんのことはまったく、
存じ上げていませんでした。この展覧会で、イラストを拝見して、以前、
本屋さんで、中原さんのイラストのぬりえ集を見かけたのを思い出しました。


人々に夢をあたえるような可愛く、美しい大きな瞳の少女を描いています。


作品は、人物画イラストに留まらず、人形製作、少女雑誌、女性雑誌の絵表紙、
当時のパリの最新ファッションのスタイル画、インテリアのイラスト、シャンソン
の訳詞、詩、随筆、物語の挿絵など、多岐に渡ります。


少女のイラスト画を見ていると、『昭和の竹久夢二』と表現したくなります。


でも、中原淳一さんは、日本のアーティストの先駆者ですね。


そして、現代のファッション、少女漫画、インテリアなど多方面に大きな影響を
与えた人ではと思います。


日本人女性の生き方にも....。


会場内は、かって、中原淳一さんのイラストに、夢中になっていた世代のご婦人方で
あふれる程のにぎわいでした。

あこがれ、なつかしさ、色々な想いや感動が、こちらにも伝わってきそうです。



まだまだ、私の知らない素敵な人物が、この日本には、存在していたのですね。

私は、中原淳一さんの書かれた文章を読んでいて、「かくありたい」と思います。




最後に中原淳一さんの書かれた文章を紹介して締めくくりたいと思います。


○『美しい楽しい暮らしは、他人に見せるためではなく、自分のために必要なのです』


○『いつも明るい微笑みをたたえている人でありたい。それはきっと人の心を和ませ
豊かな気持ちで包み、したがって愛されもする結果にもなるのだ』

 
(『美しく生きる・中原淳一展・愛する心』公式ガイドブックより引用)