映画「おくりびと」についての個人的考察(その2)


昨日に引き続き、映画「おくりびと」について書きます。


本木雅弘さんが、アカデミー賞受賞後のインタビューで次のようにおっしゃっていました。


『 この作品を見て「いやし」や「救い」といった感動を覚えるのは、日本人だけではなく
アメリカ人もまったく同じだという事実が「新鮮な驚きだった」』


「(略)・・・(映画は)人間が共感できる万国共通の部分に届くか否かというのが、
最終的には重要。世界的な不況の今、新たな心の時代を迎えている。『つみきのいえ
の受賞を見ても、原点に戻ってシンプルなテーマを味わい直してみたい、という現象
なのではないか」


映画「おくりびと」と共に、辛い状況の私を支えてくれてのが、色鮮やかな眼鏡フレームと
それに携わる眼鏡屋さんのオーナー、店長、スタッフなどの方々です。


何度救われているか、わかりません。


眼鏡フレームのデザインとカラーの美しさを眺めること。眼鏡屋さんとのなにげない
世間話や雑談などのやり取りをすることが、私にとって、ほんの一瞬でも
何よりの、「いやし」「救い」でした。とても、感謝しております。



最近、思うのですが、買い物をするとき、ほんとうに、お客さんが求めているのは、
【品物またはサービスの提供】+α。


その+αとは、ホスピタリティーです。(日本人的にいうと、おもてなしの心)


具体的に、あいさつ、笑顔、お店の商品についてのこだわり、買い物をしやすい環境
ひとり一人(個性も性格も体格も異なる)お客へのアドバイス、コーデネィネート、など。


昨日アカデミー賞を獲得した映画「おくりびと」も、ホスピタリティーに通じるもの
があったんだと 感じます。